電話が苦手
苦手なことはたくさんあります。
そのうちの一つが電話。
これだけは本当に苦手です。
普通の人の「ちょっと苦手」レベルではありません。
なぜならただでさえ会話についていくのに必死なのに
ボディーランゲージや表情の手がかりもなく
「声」のみの情報しか与えられません。
「さっき言ったの何だっけ?」と少しでも間をあけようもんなら
「もしもし?聞こえてますか!?」と相手からよく言われます。
聞こえてます。理解できてないだけです。
何を言っているのか頭に入ってこないんです。
これは普通の会話でもほぼ同じです。
左手で電話を持ち必ず右手にペンを持ちます。
職場で電話が鳴ると受話器よりも先にペンを持ちます。
電話のそばには必ずメモ帳とペンをセットで置いておきます。
私は電話がなるとパニックになる傾向があるので、こう言われたらこう言い返すという
フローチャートのようなものを必ずその会社ごとに作っていました。
『最初に「お世話になっております、○○です」と言う』
『分からない場合→「少々お待ち下さい」と言って保留ボタンを押す』
『もう一度いってほしいとき→「すみません、もう一度お願いします。聞き取れませんでした。」と言う』
という風にかなり細かく書いておき、それを読みながら電話をします。
これが取引先(こちらが顧客)などでしたらこちらが理解できなくても丁寧に繰り返してくれますが
そうじゃない場合は相手はかなりイライラします。その場合、結局他の人に代わってもらうことがほとんどです。
また聞いていても右から左に流れていることがほとんどですのでペンでメモするんですけど
書きながら聞くという行為そのものができないので書いている間は聞いていません。
なので結局読めない文字で単語がポツポツあるだけのメモができあがります。
メモもあまり意味はないのですがお守り代わりのような感じです。
自分が電話をかけるときには、かける前に必ず言う台詞を全て文章にして紙に書きます。
「お世話になっております、○○です。ちょっとお尋ねしたいんですけど、、、、、」
のような感じで全てを紙に書きます。
なので、「ちょっと電話しといて~」みたいに頼まれると大体20分後くらいにかけることになります。
メモなしで電話すると、かむし話題もいろんな方向にとんで、聞きたいことをきけなかったりします。
言うことに必死でせっかく応えてもらっても相手の話が入ってきていないこともあるので、
もう一度電話しなおして聞くはめになります。
お店の予約などで自分が顧客側の場合、こちらがいくら聞き返しても相手は怒りませんが、
ビジネスの世界では、そんなこと通用しないのでかなり慎重に頑張っています。
電話が苦手なのでエステやマッサージなどはネット予約できるところしか行きません。
たまに電話予約しか受け付けていないところは頑張って予約しますが、かなり体力を消耗します。
声のみの情報は本当に大変です。
読み取れる情報が少なすぎるんです。
理解したいから間をおきたい、なのにおくこともできず
どんどん耳から情報が入ってきます。
処理ができません。